なぜマッサージするほど肩こりがひどくなるのか?
今回は、そのメカニズムについて解説します。
日本人は、肩がこるとマッサージして揉んだり叩いたり押したりしますが、
皮膚をつねるとアザができるように、肩を押した力により
筋肉の中にある毛細血管が傷ついてしまいます。
すごく細い血管なので少しの力でも傷ついてしまうんですね。
筋肉は皮膚表面より深い所にあるのであざのようには見えませんが、
筋肉内では炎症が起きています。
揉んだり、叩いたりしたあと皮膚が赤くなるのは、
血行が良くなってるのではなく炎症が起きているのです。
マッサージによる肩こりの悪循環
肩こりは、血液が滞った状態、つまりうっ血によって起こります。
そのうっ血状態をマッサージで「叩いたり、揉んだり、押したり」して
解消させたとしても、炎症が残ればなんにもなりません。
炎症が残ると、怪我を治そうとして血液がたくさん集まってくるのと同じように、
一時的に血液が流されても、結局うっ血がひどくなってしまいます。
このうっ血を物理的に治療しようとすると、
前にも増して強く揉まなければならず、まさに悪循環に
陥ってしまうのです。
こうして知らず知らずのうちに筋肉を痛めつけ、
慢性の「肩こり」となってしまいます。
叩いたり、揉んだり、押したり、マッサージされているときは、
すごく気持ち良いので楽になったように感じても、
実はそれが肩こりをひどくしているのです。
体は本能的に順応する力を持っているので、
最初は軽く揉んでもらうだけでも気持ち良かったのに、
だんだん強く揉んでもらわないと刺激を感じなくなります。
そうすると、ますます肩こりは硬くなりますし、
刺激に強くなっている肩を戻すのも大変になってしまいます。
肩こりをマッサージすると悪化するというのは、
信じられないかもれませんが本当なのです。
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